この記事は前記事の続きです。
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マルチデスクトップソフトは設定を吟味しないと快適な使用感が得られません。DMのページャはなにげに使いやすいですが、個人的にはVDのUIが好きなので、以下ではVDを例にとって、どう設定すると使いやすいか説明します。
デフォルトではユーザーはVDを終了させた後、VDによって作られた他のデスクトップにアクセスすることが出来なくなりますが(
これはその中のウィンドウを操作できなくなることを示します。)、設定で終了時に今使っているデスクトップに他のデスクトップに表示されているウィンドウを集めることが出来ます。後で説明する[デスクトップにバインド]を用いれば、VDを再起動させたときに設定したそれぞれのアプリケーションのウィンドウが元あったデスクトップに再配置されます。
VDのアプリケーション設定の項目ではそれぞれのアプリケーションに対する振る舞いを設定できます。画面上での最初の二つの項目は説明は要らないでしょう。私はFinderに[ページャに表示しない]と[すべてのデスクトップに表示]の項目を設定しています。特に[すべてのデスクトップに表示]の項目を設定しているのは
どのデスクトップからでもFinderのウィンドウにアクセスするためです。残念ながら、私も後の2項目である[切り替え時にフォーカスしない]と[デスクトップにバインド]はどういう意味を持った項目なのかわかりません。ただ、確かデスクトップにバインドを使うと、そのアプリケーションのウィンドウをクリックしたとき、そのアプリケーションのバインドが設定されているデスクトップに自動的にウィンドウが移動するような機能だったかと思います。
デスクトップ設定では、いくつデスクトップを作るか、デスクトップ名はどうするかなどが設定できます。私はここで、[このデスクトップに装飾を追加]をつかって、画面の隅に現在のデスクトップ名を表示させるようにしています。こうすると
ステータスバーにデスクトップ名を表示させる必要が無く、ステータスバーの幅を節約できます。面白いことに、ページャ設定でページャのページの数を増やしても、ここで設定した本来あるデスクトップの数よりページャのページのほうが多いとページ部分が機能せず、ページ部が無意味になるようです。
VDではページャのアイコン表示部分に謎の白紙アイコンが表示されるのが気になります。これは私の環境のみで起こるないしは、私の使い方が間違っているからかもしれませんが、なかなか気になって困っています。なぜならこのアイコンが増えるとページャに横長にたまっていって本来の表示位置からはみ出して表示されるからです。なので私はときどきVDを終了させて、再起動させています。そうすると直ります(面倒ですが)。どうもこの白紙アイコンは終了したアプリケーションの残骸のようです。
DMも使ったことがある自分がVDに注文を付けるとすると、ページャはポインタが外れたら消すようにしてくれるともっと使いやすいです。
DMやVDを導入すれば、マルチデスクトップがMacのTiger以前でも利用できることがわかりましたが、では、Spacesは要らないのでしょうか? わたしがSpacesにある機能でこれはアップルじゃないと実現できない、DMやVDでもできたらいいのに、と思ったのは、
ウィンドウをマウスドラッグで別のデスクトップに移動させるという操作です。DMやVDではアプリケーションやウィンドウの移動はキーバインドで行わなければなりません。でもこれは直感的な方法ではないと思います。
ああ、Leopardほしいなあ。
■(2008.2.3)
posted by whitecaps at 15:23|
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