 | この記事ではLinux初心者の私がHydrogenをMacにインストールするにあたっての試行錯誤の顛末を記しています。実際はここで書いた方法よりももっとよい方法があるかもしれません。 |
「
マルコビッチ」の前にしばらくこのブログの更新を休んでいましたが、これは
MacPortsなどあれこれで時間をとられて記事を書く余裕が出来無かったのが理由です。そこで今回はMacPortsあたりの情報を書いて記事としたいと思います。
Hydrogen
今回MacPortsを使おうと思ったのは
HydrogenというソフトをMacにインストールしたかったからです。Hydrogenはドラムマシンというジャンルのソフトだそうで、ドラムプログラミングと言ってドラムの打ち方を指定して演奏させることが出来ます。まあ、ドラムオンリーの
MIDIシーケンサといった感じだと思います(ちょっと言い方が乱暴かな?)。
私はこのHydrogenを
Regret Linuxという、先日アンテナ欄で紹介したLinux
ライブCDを使っているときにはじめて触りました。まあ、収録されていたと言うことです。このソフトはRegret Linuxの紹介ページに「ユーザフレンドリーなドラムマシン」といった感じに記述されていたのですが、私は「ほんとかよぉ」といった感じに思っていました。しかし、使ってみて
なるほど結構使いやすいと思ったのです。
私はそれまでドラムプログラミングを行うには
GarageBandのようなソフトを使うのが選択肢だろうと思っていました。しかし、GarageBandは曲を作るためのソフトであってドラム専用ではありません。Hydrogenはよりドラムプログラミングを行うのに最適なインタフェースでした。
たとえばGarageBandなら音の長さまで指定しなければいけませんが、
もともとドラムはパーカッションのようなものなので音の長さを指定する必要がありません。なのでHydrogenでは音を鳴らす位置をクリックで指定するだけでOKです。GarageBandのようにドラッグを使う必要はありません。また、Hydrogenにはパターンという考え方があって、このパターンを組み合わせることによって曲を作ります。パターンエディタを使ってパターンを組み合わせるのですが、これがGarageBandのように
リージョンを並べるよりももっと簡単なのです。再生時には、パターンのみ演奏するか曲全体を演奏するかも簡単に切り替えられます。私が使ったときは私の操作方法が悪いせいか
エフェクターは動作しなかったのですが、それでも十分使いやすさを持ったソフトウェアだと思いました。わたしはそれまでGarageBandで曲を作るときはドラムは全てループを配置して作っていた(ちょっと編集したり、別のトラックにシンバルを配置したりすることはありますが)ので、このソフトがあればドラムも自分で作れるのではないかと、ちょっと欲張ってみたくなったわけです。
ちなみに、ほかにも
RosegardenというMIDIシーケンサ(これはドラムのみでなく本当のMIDIシーケンサみたいです)もRegret Linuxには入っていました。どこぞのブログによるとこのソフトは後述のMacPortsの
Portに含まれているようです。このソフトがあれば無料のソフトで曲が作れる……、これまた欲張ってみたくなりました。(一応GarageBandがあればちゃんと曲は作れるのですが、私のMacのGarageBandは古いし、MIDIというものもやってみたかったので。)
インストールに乗り出す
Linuxマシンを持っていればインストールするのも簡単なのかもしれませんが、私はLinuxマシンは持っていませんでした。先ほどのライブCDを動かしたのは家のWin機なのですが、これは家のパソコンだし家族のデータもたくさん入っているし、なによりウィンドウを開くのに60秒かかることもあるくらい古くて遅いし、
すぐ熱暴走を起こして「プチン」とダウンしてしまうので(
N○Cそれでいいんか!)Linuxをインストールするわけにも行かず、ライブCDを動かす時点ですぐ落ちてしまうぐらいなので
〈家パソの壁〉、もっと安定してうごいてくれる私のMacで動かそうと思ったのです。でもそこにはたくさんの問題が……。
まずHydrogenの
アプリケーションバンドルを公式サイトからダウンロードしようとしたのですが、Mac OS Xと書かれたリンクをたどるとそこには「Intel」の文字が
〈Intelの壁〉、そう、私のiBook G4はPowerPCプロセッサですからダメなのです。試しにダウンロードしてみたのですが、解凍されたアプリケーションバンドルには見事にバッテンマークが(ある意味わかりやすくていいMac OS Xの機能ですが)。さらに試しにダブルクリックして見るも警告が表示されて起動不可でした。あたりまえですが……。「いいかげんインテルMac買えよ」といった感じですが、新しいMacを買うのにはお金が届きません
〈資金の壁〉。
そこでググってみると、
SourceForgeのほうに
PPC用のビルドがあるらしいので、ダウンロードしてアプリケーションフォルダに配置して見るも、Dockにアイコンが現れたかと思ったらすぐ消えてしまう。どんなエラーがあるのだろうかと思って、中身のUnix実行ファイルをターミナルで開いてみると、「
Exception」(例外)の文字が
〈PPCビルドの例外の壁〉。SourceForgeの方にはビルドは二つあったので両方その方法で試してみると、片方にはなにやらライブラリファイルが見つからないとの記述なので、
Mac OS Xターミナルコマンドポケットリファレンスを片手にそれらしきファイルを配置して見るもやはり「
Exception!!!」(
!!!)の文字が。あきらめました。――
この記事にはまだ続きがあります。続きは数日後に載せるつもりです。
posted by whitecaps at 09:44|
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