この記事は前記事の続きです。
クイックルックでBoom!
――Leopardの目玉機能の一つがクイックルックですが、これがなんだか楽しいもので、特に画像を見るときに重宝します。ただし私にとってはテキストファイルのクイックルック表示は文字が小さめでどっちかというと見にくいですし、Webページファイルなんかも表示できる範囲が狭くてスクロールしないと全体がみられません。また、GarageBandではプレビュー用の音楽データをクイックルック用に保存できるオプションがあるのですが、これってもしかしてディスク容量食ってんのかな?と心配になったりします。クイックルックではプレビュー用のウィンドウは同時に一つしか表示できません。大量にファイルを開く操作ミスを防ぎ、表示するファイルを切り替えやすくする配慮なのかもしれませんが、これでは画像を並べて見比べたりは出来ませんし、音楽プレビューも他のファイルを操作すると再生が終了してしまいます。まあ、結局そう言う場合はプレビューやQuickTimeを起動して使ってくださいって事なのでしょうが。【後日注:複数のウィンドウを表示することは出来ませんが、一つのウィンドウの中に複数項目を表示することは出来るようです。詳しくは[ http://tok2.seesaa.net/article/77027911.html ]を参照のこと】
Leopardのアイコンプレビューはなかなかのものです。面白いのはPDFのプレビューアイコン。ちょっと目を凝らして見てみれば、それが一枚ものなのか複数枚ものなのかがわかります。左側にルーズリーフとかでよくある感じの留め具があり、右上の紙のめくれの奥にもう一枚紙があればそれは複数枚ものです。
艶やかな
アピアランスもちょっと変化しています。Leopardのデフォルトのデスクトップピクチャは、Tigerの青を基調にしたものからAuroraという宇宙にオーロラが光っているようなかんじのデスクトップピクチャに変わりました。また、メニュー(バーではない)もTigerでは少しばかり半透明だったのが、Leopardでは完全に不透明になり、角が丸みを帯びています。シートの出る位置は(Firefoxなどではない)デフォルトアプリケーションではツールバーの下、内容との境界線の位置に変わっています。Tigerのときはシートはタイトルバーの下ツールバーの上から出ていました。ウィンドウのタイトルバーの色が濃くなったのには理由があるそうです。Mac OS Xではウィンドウのアクティブとインアクティブの違いを主にタイトルバーの色の濃さで表しますが、LeopardではTigerよりより違いが明確に見分けられるように色の濃さの差を強くしてあるのです。ウィンドウの影のドロップシャドウもアクティブの時にTigerと比べてより強くなるようにしてあるそうです。
メニューバーはデフォルトでは半透明ですが、これは変更できます。アップルはこれを作ったとき自信を持って半透明に変更したそうなのですが、ユーザに不評で「半透明メニューバー」はオプションで選べるようになりました。
私はまだ古いバージョンのCheck Off(ToDo管理ソフト)を使っているのですが、これのメニューバーアイコンはLeopardのそれと一致しません。他のソフトのメニューバーアイコンは背景に透明を使っているのでTigerからLeopardに移行しても正しく表示されますが、私が使っているバージョンのCheck Offは背景を透明にせずアイコン画像そのままでTigerのメニューバーを模しているので、Leopardではメニューバーの一部、Check Offの部分だけTigerのアピアランス、とそうなっているわけです。まあ、最新版にアップデートすればいいだけの話なのですが。
あとLeopardではDockがやけにきれいになっています。アイコンから反射効果がかかって表示されますし、Tigerまで黒三角だった起動中表示も光の点みたいな感じになっています。ただしこれらの表示は画面下に配置したときだけで、画面横にDockを表示する設定にすると、シンプルな表示になってしまいます。(ちなみにTigerでドックのアニメーションを切りにする設定項目があることを最近になって初めて知りました。)
LeopardではTigerよりクローズボタン類も鮮やかになっているのですが、それも含めて何となく全体的に艶やかな感じがするアピアランスになっていると言えると思います。――
この記事にはまだ続きがあります。続きは数日後に載せるつもりです。