この記事は前記事の続きです。
LeopardのためのXcode
――Leopardではその技術に合わせてXcode類も変わっているようです。Xcode自体はまだ触っていないのですが、Interface Builderを触ってみました。それによると
TexturedはTigerまでのブラッシュメタルからスムースメタル(だっけ?)へ、そしてないと思っていたツールバー作成機能がありました。テキストエリアとツールバーを配置して動作シミュレートさせてみたら、
フォント設定機能が何もコーディングしてないのに動いたのでちょっと驚きです。ちなみにLeopardのバンドルソフト(例えばiCalとかSafariとか)では様々なソフトがスムースメタルになりレパードっぽい境界線の厚さのないレイアウトになっています。
ソナーの音じゃないんだから
ここまでMacBookとLeopardを褒め称えてきましたが、当然不満な点もあります。
MacBookを買ってから悩まされているのは(財布の問題だけでなく)ヘッドフォンジャックの
雑音問題です。私のイヤフォンで聴いているとよく
「ジュワーン」とか
「ピー」とか雑音が入り、これが結構うるさいのです。ネットで調べてみると雑音問題というのは結構ある話のようで、私と症状が同じかは微妙ながらも検索すると様々なサイトがヒットします。でも、どう直せばいいのかは結局わかりません。iBookにはなかった症状なのでよけい残念です。
また、私はユーティリティーフォルダにあるアクティビティモニタを常に起動させていて、DockでCPUの使用率履歴を表示させているのですが、iBookからMacBookになると2CPUなのでこの表示も縦に二段になります。MacBookになってからこの使用率がかなり少なめに表示され、「お、これぞインテルか」みたいに思ったのですが、
CPUをフル利用していないのにGarageBandで再生が止まったり、起動時に時間がかかるときももCPUをフル利用していなかったりするので、これはどうなんだろうなあと思ったりします。
iBookでもほんのたまにあることなのですが、MacBookになってからこれまでに二回、
スリープから復帰できない(してもログインウィンドウが表示されない)事がありました。たまたまその時は編集中のデータはなくてそれらは失われなかったのですが、しかしもし何か大事なデータを扱っていたらと思うとちょっとぞっとします。ちなみにiBookを使っていたときによくあった、
スリープが二重にかかってしまいログインを二回しなければならないという現象もMacBookでも再現しました。
Leopardでちょっとめんどくさいなあと思うのはドックから
アプリケーションを強制終了させたときにいちいち確認画面が出ることです。まあ、確かにクラッシュレポートを送ろうと思えば、その画面は必要なのですが、しかしめんどくさいなあと私は思います。また、Tigerのときはログアウト(あるいはシャットダウンや再起動)を命令すれば
ススッとアプリケーションが終了していってログアウトできたのですが、Leopardになってから
ログアウト時にアプリケーションたちが終了しなくてログアウトがキャンセルされることがよくあるようになりました。
ここまで言う必要はないかもしれませんが、MacBookで不満なのはキーボードのキータッチです。現行機種は皆そうなのかもしれませんが、なんか板を叩いているような感じがします。私はどっちかというと押下感が長いのは嫌いなので、MacBook的なキーボードは本来好みなはずなのですが、iBookの押下感と比べると
いささか硬くて指が疲れるような気がします。まあ、慣れの問題かもしれませんが。
ついでに
直接MacBookに関係ないですが、MacBookは大きさがiBookと比べて大きくなったので、今まで私がiBookを入れるのに使っていた
バッグに入りません。これは困るところです。使うときに備えていずれ買わなければならないと思っています。また、今まで使ってきた
iBookをどう再生利用するかも問題です。Linuxを入れようかと思ってはいるのですが、なかなか踏み切れません。
悲しいことに、私がMacBookを買ってから約一ヶ月後に新しいMacBookが発売されました。
新上位2機種はFireWireポートがないと言うことなので、移行が必要な私にはちょっと外れた製品ではあるのですが、今まで通りのMacBook(上位2機種を除くホワイト)も引き続き販売され、しかも
値段が安くなっているので、ちょっと買うのが早かったのかななどと少しばかり悔しい気持ちです。
まとめ
細かいところではいろいろ不満があったりしますが、LeopardはMac OS Xという一つの解答としての意味を持つOSと言えるでしょう。次期Mac OS XのコードネームはSnow Leopardといい、
Leopardの機能をベースにパフォーマンス改善を重視して開発していくとしているそうですが、こうやってパソコンやOSって少しずつ使いやすくなっていくんだなと思います。
■(2008.10.24)
posted by whitecaps at 18:17|
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