2009年02月27日

予測できないメソッドライン

年末年始の頃の話ですが、時々電話で連絡を取っている中学の頃の友達と会って話をする機会がありました。その時自分と友達は両方とも自分のパソコンを持ってきていて、それを近所のマクドナルドで開いてお互いに見せ合ったのですが、わたしはMacBookを持って行ったので、そのMacBookにインストールされていたGarageBandを友達に見せることが出来ました。

GarageBandはそもそもが既存のループを組み合わせて曲を作るソフトなのですが、わたしのMacBookに入っているGarageBandにはMagic GarageBandと言う機能があります。(わたしはiBookも持っていてこちらにもGarageBandは入っていますが、こちらはバージョンが古いのでMagic GarageBand機能はありません。)これはステージを模したグラフィカルな画面上で、もともと入っている曲の構成からトラックに組み合わせる楽器をリアルタイムに選んで、試奏させながら曲を作れると言うものです。

せっかくなのでこのMagic GarageBandを友達にやってもらうことにしました。で、私にとってもうれしいことにこれは結構好評で、友達も曲作りを楽しんでくれました。友達が作ってくれたその曲はなかなかイカしていて、バランスがとれた曲だったと思います。

ただ、後日その友達が作った曲をミキシングしてメールに添付して送ったのですが、次会ったときに友達はこんな疑問を言っていました。

「これでほんとに自分で曲を作ったってことになるのかな。」

うーん、そう言われるかもしれないとは思っていました。Magic GarageBandはようは作る人が決められるのは楽器の選択ぐらいです。Magic GarageBandの画面からプロジェクトを作成したのち、編集することは出来るのですが、友達に作ってもらったときは自分が試しにタンバリンのループを配置したところ「ちょっとうるさくなった」と友達が言っていたので、基本的にプロジェクト作成後はトラックの音量を調節したことと、曲の終わりにリバーブをかけたこと以外は何も編集してないわけです。メロディーも元からある物を使うわけだし、これでほんとに曲を作ったって言えるのか?と言う疑問は当然生まれてきます。

そこを言えばGarageBandのコンセプト自体が問題になってきます。GarageBandは元からあるループを組み合わせて曲を作るソフトですから、やはりこれでも曲を作ってることになるのか?と言う疑問まで生まれてきてしまうわけです。(一応GarageBandでもやろうと思えばメロディー自体も作れるには作れますが。)

でも、私はそれでも曲を作っていると言えると思います。

そもそも考えてみてください、ミュージシャンとか芸術家と言ったたぐいのものは作品を完成させる作業の全てを一人で行っているのでしょうか。曲を作るにせよ何にせよ、演奏するためにはギターやピアノなどの楽器が必要で、録音するためにはマイクやコンピュータやらのなんやの機材が必要です。一つの曲でも作曲家と作詞家や編曲家はわかれていたりしますし、プロだって、既存の音声素材を利用しないわけではありません。極論を言えば曲を作るという行為は、作曲家だけでなくそれを成り立たせるスタジオの管理者やギター職人、音楽ソフトの開発者でさえ関わってきていると言えるのです。この考えから言えばGarageBandでループから曲を作ることに関しても同じことが言えそうです。

もちろんやっぱ作ってないよ〜という感想はあります。ただ、どんな作業もそうですが、自分が担当しないところは人が担当し、人が担当しないところは自分が担当してやっているわけですから、そう言う場合は自分が担当する範囲を増やす、たとえばGarageBandならメロディーを一から作ってみるとかドラムのループをアレンジしてみるとかすればいいわけです。

この考え方はプログラミングについても言えることです。大抵プログラミングを学び始める人は、まず本屋などで本を買って学ぼうとします。では、その本を読み終わると何か実用的なソフトが作れるでしょうか?答えはNOです

初心者向けのプログラミングの本というのはその名の通り初心者向けです。だから実用的なソフトが作れるようにまでなるかと言ったらそれは違います。この手の本はその言語の基本的な文法を教えるものです。それは例えば言語上で四則演算はどうやるのかとか、テキストファイルを読み込むにはとか、良くてもボタンはどう作成するのかとか、そう言ったことです。プログラミングの中でスタンダードで特に重要なC言語を例にとると、初心者向けの本では大抵CUIプログラミングに関する情報のみ取り上げられて完結します。これではたとえ一冊読み終わっても、ウィンドウ一つ作れないのです。これは初心者向けの本には低レベルの(とプログラミングでは言います)基礎的な関数しか載っていないと言うことから来ています。

でも、実際の開発者はそうではないですよね。彼らは実用的なソフトを作らなければ仕事になりませんし、実際作っています。じゃあ、彼らはそう言ったソフトを基礎的な関数から作っているのでしょうか? いいえ、そうではないことでしょう。大抵の言語にはライブラリのようなものがあります。これは低レベルの関数を組み合わせて、実際に使うときに使いやすいような中レベルのメソッドに構成するコード群です。実際に実用的なソフトを作ろうと思うなら低レベルの関数からコードを書くような手間はとれません。既にある(つまり会社内の他部門が作ったコードのような)既存のライブラリやコードを活用することになるのです。

でも、ソフトは作ってもライブラリは既存のものを使う。これってGarageBandのループと同じじゃないですか? ソフトを作っていると言っても、それはモジュールを繋ぐためのグルーコードやそのソフトに最低限必要な固有のコードを書くことであり、ライブラリを使っている部分は「作っていない」と言えるのではないでしょうか。

つまりは、さっき言ったことです。自分が担当しないところは人が担当し、人が担当しないところは自分が担当してやっているわけです。「どんなことでも外部のリソース(メソッド)を利用して、それを組み合わせて動かしている」と言うことを、私はメソッド理論と呼んでいます。それは「消しゴム鉛筆を作る」(?)と言う言葉が、鉛筆を作る作業と、消しゴムを作る作業、そしてそれを組み合わせる作業という一連の作業をまとめて(メソッド化して)表現していることと同じです。メソッド理論は音楽やプログラミングだとかに限らず、全ての事象にたいして言えることではないかと思います。

電車に乗っていたら見慣れた灰色のノートパソコンをもった二人組の学生が。iBookかと思ったらPowerBookでした。そして開いたるはLogic Express。GarageBand好きの私ですが、超かっこいいその画面を見て、いつかLogic Expressにステップアップできたらな、と思ったりしています。

■(2009.2.10)



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2009年02月26日

詩『You're Tender』

言葉が見えない、音が視えない

上手に歌わなきゃって思うと
歌を聴くことさえ怖くなって
不器用なリズムを考えれば
ギターを手に取ることも怖くなる
でも……唱いたいんだ

後ろめたさに縛られて
誰かの言葉を借りてそれを自分にしてた
強いことを言っても伝わらないような気がして

用事を探してまで街を彷徨う
壊れてく心じゃ取り繕えないよ
内側にばかり目を向けて 君の瞳を見られない
――すさんだ心を誰が癒してくれるの

光の届かない場所で
闇から闇へと葬り去られる……

生きるために不本意なガラクタを背負い
無垢な心などどこへやら
どんなに理論武装したところで
心は押しつぶされそう

なぜ戦いは終わらないの
なぜ人は次の世界を求めるの 休む暇もなく
どうして作ったものを時は壊してゆくの
なぜ、それでも人は歩き続けるの……

求め続けているのに
その苦しさで求めることさえ嫌になっている

――ああ、もう何年もホッとしたことなんてないなあ

すれ違いばかりの毎日に
理解してほしいのにそれすらも言えずにこわばってる
境界ばかりひいて閉じこもってた日々
素直にさえなれず

――まだこんなんじゃ終われない

潰れそうな体を保ち
折れてしまいそうな心を支え
孤独の心を一人駆ける

――予測できないメロディーライン

違う存在だから求めあえる
離れていたって分かり合える

しがらみなんて関係ない
生まれも所属も関係ない
僕の心を縛れるのは、君と僕の心だけだ
君の命もそう、君以外の誰のものでもない

時には元気の出る歌を聴こう
悲しみ一色なんて
誰がそんな枷を決めつけた?
悲しい歌が好きだなんて言ったって
ただ孤独なだけなんだって――
そうさ いつでもぼくがそばにいるよ

It's showdown at Redfox
Across Minefield
startless or Endless ?
Going native for...

fork fork fork !!! Reach for The Sky! xD
Sure. We have no chance to die and be dyed.
――歪みじゃなく 微笑みを求めて

泣きそうな君に何でもいい、優しい言葉をかけられたら……

何度生まれ変わっても、何度記憶を失っても
君に出会えばまた愛してしまうと思うから
怖がらなくてもいいんだ
君を思っている限り、僕は僕であり続ける

もう階段を昇っても息切れなんてしない

――どんなに離れていても
――どんなに傷だらけになっても
きっと君を見つけ出すから、
きっと、そばにいるから。

■(2009.1.30)

よく試験の前日にこんなものを作れたなあ……。forkってのはUNIXのfork爆弾のことです。CPUを使い果たしてでも全力で生きていこうよ(あくまで心がけと言うことですが)という意味を込めました。

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2009年02月21日

ミニコラム『私がアニメを好きな理由』

※更新休止中ですが、tumblrに載せるには長いかと思ったので、こちらに載せます。

私はアニメが好きです。でもアニメ好きじゃない人から見たら、何で好きなのか、思うところがあると思います。なんで自分の頭の中の整理もかねて、ちょっとまとめてみたいと思います。

1.アニメは芸術です。

アニメはフィクションですので、物語的なものとして捉える人が多いと思いますが、私はアニメは総合芸術であると思います。アニメにはストーリーはもちろんのこと、作画はもちろんのこと、テーマソングやBGMなどの音楽も含まれます。それぞれの媒体だけで別々に楽しむのも趣があるものですが、それらが組み合わさっているというのはもっとすごいと思います。

2.アニメはメッセージです。

アニメというのは作者(もちろん多人数で制作していますが)の表現ですから、メッセージ的なものが含まれています。たとえば『FREEDOM』では、自由とは与えられるものではない、自分からつかみ取るものだというメッセージが込められています。他のアニメでも様々なメッセージがあることでしょう。

3.アニメは世界です。

アニメというのは世界観です。それは独特な摩訶不思議なものであったり、現実世界と何らかの関連性を持っていたりします。「アニメーション」の語源の「アニメート」とは、「命を吹き込む」と言う意味だそうです。絵を動かすことによって登場人物に命を与える。アニメをただの空想物語と捉えたら、あまりアニメに没入することもないでしょうが、キャラクターを見てそこになにか生き生きとしたものを見つけたなら、そのキャラクターが住んでいるそれぞれの世界というものも視聴者にとっては無視できないものになるのではないでしょうか。

4.アニメは抽象です

アニメというのものはステレオタイプなものです。強調表現のかたまりです。そう言うところを見て普通の人がげんなりしたりわざとらしいと思うのはもっともなことです。でもバスの中で荷物を持って立っている老人の前で、優先席のイスに若者が足を広げてふんぞり返っているのを見て不快に思うなら、それもきっとステレオタイプです。もしかしたら若者は弱気な人で、昨日先輩からもっと堂々としろ、と言われたのかもしれませんし、老人はフルマラソンを完走するくらい元気な人かもしれません。それはわかりません。

学校の卒業式で泣く人がいたりしますが、その人だって日頃から泣いているわけではないでしょう。卒業式で先生への感謝とか、友人への思いとかで感極まることがあるかもしれませんが、いつもはそんな感情はわき上がりません。でも、じゃあ、そんな感情はないのかというと、そうでもありません。そう言った感情は日頃の生活の中では表に出ません。でも卒業式という式典を迎えると、その感情が発露するわけです。そしてたぶんそれはアニメというものが持っている性格と同じです。人間の隠れた感情、認識というものが、アニメの表現というステレオタイプとして表れるのだと思います。

5.アニメは法則です。

アニメというものは芸術でありながら、法則でもあります。芸術作品というのは新しい表現を求めつつも、それでも大抵は法則に則って作られます。不自然さを排除することが芸術にとって重要な要素であることは無視できません。人物でも関節の動きだとかを考慮しないとおかしな動きになってしまいますし、ビルを描くのには透視法とかが必要だったりします。ストーリーだってめちゃくちゃなものは何を表現したいのかわからなくなってしまうでしょう。アニメはあくまでも人間が作り出したものですので、やはり現実世界の様々な法則が反映されるものなのです。

6.アニメは(やっぱり)娯楽です。

上記の項目はちょっと重い話ですが、アニメには娯楽という一般的な、でも重要な面があります。視聴者が日常生活を送るなかでちょっと疲れたなあとか思ったとき、アニメを見てそのギャグで笑う、と言うことは一息つける瞬間です。わたしは(アニメではないですけれど)トリビアの泉が放送されていた頃その放送をよく見ていました。あれはへぇーと思うのはもちろん、笑えるところがいっぱいあってとてもよい娯楽になっていたと思います。アニメは一週間に一回放送されるのが基本なものなので、アニメを見ることによってああ、一週間経ったんだ、と思えるところもいいところです。

まあ、こんなところでしょうね。

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2009年02月18日

お知らせ:しばらく更新を休みます。【09.2.18】

記事枯渇のため、しばらく更新を休みたいと思います。tumblrの方は更新していこうと思っていますので、よろしくお願いします。
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2009年02月14日

『ズラチナルーカ』をそれなりに英語に訳してみた。

スキマスイッチのズラチナルーカを英語に翻訳してみました。私は英語の能力は全然ダメなので、全く適当な翻訳ですが、英語圏の人にもズラチナを聴いて欲しいな♪的なノリで訳しました。たぶん三単現とか基本的なとこで間違っていると思います。

"Alamogordo: BEGINNING OF THE WAIL"
Original title is『ズラチナルーカ』"ZURACHINARUKA"

#Original lyrics by Sukima Switch(スキマスイッチ)

afterglow rain covers us.
rain drops trickled down my ear.
don't look me with such sad eyes...Don't look.
rain fog surrounds me,
smells of wet asphalt.
with your head down, you aren't do anything.
Don't look. you don't do. Don't cry.

times of our days passed away.
rushed umbrellas scatter.
echoed sky is starting shriek.
one Light fly away. THE TOWN SUNK.

Are you waiting for your end moment ?
your small shoulder is shuddering.
if this is true, Don't come ALL future ever more.
one trivial matter makes world the end.
but things like that is no matter for me now!!!
because You are, and I am, and holds each other hands.
You are, I am. Don't cry.

all strong-huged pray,
look up and see the tearing-sky ark.
sky in the distance is moving
the rain has stopped, and town is Laughing...

#Sorry, my English may be strange.

tumblrの方にも書きましたが私は最近iPod touchを買いまして、そのときiTunes Music Cardも買いました。買ったのは一番安いやつですし、あくまでもiTunesのアカウントを得て無料アプリを手に入れるために買ったのであって(なんてユーザーだ!)、本当は一銭たりとも使うつもりはなかったのですが、ギターアプリがほしくてちょっとだけ消費してそのままになっていました。

で、最近になってなんとなくW-ARENAのズラチナが聴きたくなって試聴していたのですが、そんときようやく「あ、買えるんだ」と気づきました。わたしはネット越しに何かを買うと言うことをやったことがなかったので、ほしいなあとずっと思いつつズラチナのこともすっかり忘れていたのですが、ようやく人生で初めてネット越しに音楽を購入。値段はちょっぴり高めの200円。

で、買ったすぐあとに聴き始めて「ああ、いい感じだな。」と思ったのですが、最後まで続くコードの繰り返し部分に入ったところで大橋ボイスとW-ARENAアレンジが炸裂しました。「なんだ、これは!すごい!すごすぎる!」。。。いや、自分がこの曲が好きだからこう思うのであって人が聴いてもそんなに感動しないのかもしれませんが、とにかく私はこの慟哭に心をぶっ叩かれました。このアレンジはなんとなく『雨は止まない』にも近い感じのアレンジですね。

W-ARENAアレンジを通して聴いたのはこれが初めてですが、夕風ブレンドのズラチナはわたしのiTunesライブラリではトップから2位になっています。もしFront RowやSongBird、iPodでの再生回数も含めたら間違いなく1位トップでしょう。ズラチナはそんなに世間では有名な曲ではありませんが、今回W-ARENA音源を聴いて、私の中でこの曲は不動の地位を築いているのだと、改めて思い知らされました。

■(2009.2.11)

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2009年02月12日

『これから高校で数学を学ぶ君へ』

「lim_h→0」はlimの下にh→0、「x(2)」と書いているのはxの二乗の意味です。

私はその時来年度受講する科目を選択するために先生と話していました。その先生は担任の先生で、担当の教科は物理なのですが、数学にも造詣が深い方で、私が数学に関する疑問のような、悩みのようなものを打ち明けたとき、その先生はこう言いました。

「まあ、数学は考え方を学ぶ科目だから。」

私はこの言葉の意味がすぐにはわかりませんでした。しかしその後数学の授業を学校で受ける度、この言葉がだんだんと私の心の中で意味を持っていくのがわかったのです。

limという数学の記号をみなさんは知っているでしょうか。limとはlimitの略で、lim_h→0と書いて値hが限りなく0に近づく(でも0ではない)ことを示します。(limは数学Uで学ぶ学習内容です。)このlimですが、大抵計算するときはlim_h→0なら単にhを0に置き換えて計算します。hが0に限りなく近いことを表しているわけですから、hを0として計算してしまって構わないのです。

しかしここで皆さんはこう思うでしょうか。「0として計算するなら、わざわざlimなど使わずに最初から0で計算すればいいじゃないか」と。実際のところlimを考えることにはどんな意味があるのでしょうか。

皆さんは小学校や中学校の理科で「平均の速さ」と「瞬間の速さ」について学んだことがあると思います。平均の速さとは「ある物体がある時間にたいしてある距離進んだ」と言うことから、その計測時間中の物体の速さを求める方法です。例えば自動車が2秒で6m進んだならその自動車の2秒の間の平均の速さは「3m/s」です。では瞬間の速さはどうでしょう。

一般に瞬間の速さは(車で言えば)スピードメーターが示す速さであると言われます。たとえばスピードメーターが時速50キロを示していれば「50km/h」なわけです。つまり瞬間の速さは純粋に物体の進む速さを表す概念と言えるわけです。

しかし、そのスピードメーター自体はどうやって速度を測っているのでしょう。スピードメータには科学の常識では考えられないような異次元物質が入っていて搭載されている車の速さが正確に測れる? いやいや。スピードメーターだってタイヤが回転した距離から進んだ距離を導き、それを内蔵した時計の時間で割ってスピードを求めているのです。

でもここで疑問がわきます。進んだ距離を時間で割っているならこれは平均の速さです。確かにスピードメーターはなるべく短い時間単位で進んだ距離を計測してはいますが、それでも時間は経過しているわけで、やはり厳密には瞬間の速さとは言えません。

では、突き詰めて考えてみて、瞬間の速さとは何でしょう。一般に物理では速度は物体から引かれた矢印の長さで表されます。それが時間経過のない長さのない時間であっても、これからその物体がどれだけの速さで進むかと言うことさえわかっていれば、それは速度として表せます(実際に物理では速度と呼ぶには物体が進む向きの指定も必要です)。つまり時間に長さはなくても速度はある。でも時間に長さがなかったら物体は進みません。時間あたりの進む距離がわからないと速さは求められないはずです……。さあ、一体どうしたものでしょう?

ここでlimが登場です。lim_h→0ならhは限りなく0に近い数でしたよね。これを使って考えてみましょう。瞬間の速さを測るための計測時間をh(lim_h→0)と置きます。limは「限りなく0に近い数」を示しますが「0ではない」ですから、とりあえずhに大きさはあるわけです。つまりhぶんだけの計測時間がありますから物体の進む距離が測れます。でもhは「限りなく0に近い数」ですからそれは無限に短い一瞬です。実質上時間が経過しているとは言えないくらい短い時間なのです。つまりlimを使って計測した速さの数値とはその物体の一瞬の速さを捉えており、純粋に物体の進む速度を示す瞬間の速さを示していると言えるのです。

このことからは「数学は考え方を学ぶ教科だ」という結論が導き出せます。先ほども書いたとおりlimの使われ方を知らないと「0として計算するなら、わざわざlimなど使わずに最初から0で計算すればいいじゃないか」と思ってしまうものです。しかしもしその感想のまま「結局0と同じだから」とか「そんなの実際にあり得ないじゃん」とか言って考えることをやめてしまうと、さきほどの瞬間の速さの厳密な概念の理解はできなくなってしまい、そこで数学の進歩の道は閉ざされてしまいます。つまりlimが実際どう計算されるかではなく、どうこの概念を考えるかと言うことに重要なポイントがあるのです。これは数学全体に関しても言えることです。(ちなみにlimは微分の分野で学びますが、実際の数学Uでは曲線のある一点での接線の傾きを知るのに必要な概念として出てきます。)

数学は自然に隠された真理を見つけ出す教科です。数学は一見私たちの住む日常とは無関係なようにも思えますが、実際には深い繋がりがあります。自然にも、人間にも、工業にも、コンピュータにも、絵画にも、音楽にも数学的思考は潜んでいます。なぜならばこの世界の全ての事象はそれぞれが持つ法則によって振る舞い、その法則は数学に則って形作られているからです。

「正しいか、正しくないか」が判断できる分野は二つあります。それは「倫理」と「論理」です。倫理についてはそれについて学ぶ教科がありますからそちらに任せるとしても、では「論理的に正しい」とはどういうことでしょうか?

皆さんは中学で数学を学び始める前に小学校から算数を学んでいると思います。小学校の算数で最初に学ぶことは何かというと、まずは数の数え方、そして足し算です。

たとえば「1+1=2」です。これは揺るぎのない事実であり、数学や算数を学ぶ上での大前提です。そして1+1=2なら1+(1+1)=3であり、つまりこれは1+2=3であることも示します。引き算でも、掛け算でも、割り算でも、すべては1+1=2という数の数え方から拡張して考えられます。これは中学の数学でも、高校の数学でも、どんな数学でも同じことです。

学校の教科とは社会で必要となる知識と考え方を身につけるためのものです。それは数学であれたとえば地理であれ同じです。しかし数学には他の科目と全く異なる点があります。それは「消えることがない」という点です。

例えば地理なら世界の状況が変化すると地理の勉強内容も変化します。もし人類文明が滅びれば地理という教科を学ぶ必要はなくなってしまうでしょう。しかし数学は違います。この宇宙が存在する限り、何かの物体が存在する限り数学は成立します。物体があればそれを数えることができ、数が成立し、そこから計算するということが出来るからです。

皆さんは難解な数式を見たとき、意味不明だと思うことでしょう。確かにそれはそうですが、しかし数式を見るときにそれをただの記号だと思ってはいけません。数式にはちゃんと意味があります。数式を見る度にその意味を理解するように心がけていたならば、計算をしたり、数学的概念を理解するのも容易になるでしょう。たとえばy=x(3)-3x(2)の式におけるy'=0の時のxの解はy=x(3)-3x(2)+4におけるy'=0の時のxの解と一緒になります。定数4は微分すると0になるので導関数の式が同じになるからです。数式の意味を理解していればこのように計算する手間を省き、計算ミスを防ぐことさえ出来ます。

数学は社会の発展のために役立つことはもちろんですが、それだけではありません。先ほども書いたとおり、数学はどんな分野の理論にも使われます。数学の考え方を学ぶことは、それを応用したあらゆる考え方を理解することでもあります。そして考え方を考えるという数学の本質的思考法が、皆さんのこれからの人生シーンにおいて役立つこともまた間違いないことなのです。

■(2009.2.4) by whitecaps

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ラベル:数学
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2009年02月10日

詩『あいあい傘』

恋のマシンガントーク
とかリーダーが言ってたけど
つまりは合コンでしょ
真剣20代しゃべり場
「真剣ゼミ」ってネットで検索したらヒットしたけど
一体なにでたたかうのかしら?

かわして、逃げてすり抜けて
脅してすかして 駆け引きよ
誰が最初に口説き落とすか
ストロー片手にジュースを飲む

百戦錬磨の私のことよ
10分なんてかからない
3分で手に入れる
ほら、ラーメンが出来たわよ
え、俺が頼んだのはチャーシュー麺だって
贅沢ねぇ
同じトンコツなのに
ラー油ぐらい自分でとりなさいよ

あら、研ちゃんも来てたの
え、何でおまえこんなところでパフェなんか食ってるのって?
ばかねえ、それくらい……
あ、店員さん、俺にもパフェ一つ
ちょっと、あたしだって食べるんだから、頼んでよ

なんだかなあ、こう言う所にいても、ホッとするなあ
みんな楽しそうに話してる

え、その質問は……
答えらんない
あ、もうこんな時間、帰らなきゃ
君、今日傘忘れたよね
あ、ほんとだ。
外見てみなよ、どしゃぶり。
うわ。
傘貸してもいいけど、一本しかないし
用事があるから一緒に来てもらってもいいかな。
はい、今日は……つきあいます

今日は負けね。
ま、こんなのもいいかも。

――私はあいあい傘の中駅近くの百貨店まで向かった。

■(2009.2.2)

※注:My Foot注参照のこと

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2009年02月08日

"End and Stop" SongBird拡張機能公開

概要

自作のSongBirdの拡張機能を公開したいと思います。ただしインストールする場合は注意書き(重大すぎるバグがあります)と開発情報を良く読み、それに同意した上で利用してください。

機能

この拡張機能はXUL技術を利用したミュージックプレーヤーSongBirdの拡張機能です。この拡張機能を使うとプレイリストを再生中に現在再生中の曲の終わりで再生をストップさせることが出来ます。つまり現在再生中の曲は最後まで再生されるものの、次の曲は再生されません。

使い方

曲の再生中にツールバー右端に表示される小さめのボタンを押してください。その曲は終わりまで再生されますが、次の曲は再生されません。

免責事項

この拡張機能はMITライセンスでライセンスします。改変や再配布などは自由ですが、このソフトを利用することによって起こったいかなる損害や不利益に対しても作者は一切の責任を負いません。

注意!(重要)

実際重大な問題があります。私は一度SongBirdの公式サイトにこの拡張機能を投稿したのですが、そこから二度、試しに私のSongBirdにこの拡張機能をインストールしてみたところ、拡張機能マネージャが破損して全ての拡張機能のインストールおよびアンインストールが正常に行えなくなりました。

最終的にわたしはSongBirdを設定ファイルも含めて完全削除して再インストールしましたが、もちろんのことSongBirdの設定は全て消え去りました。もしiTunesからライブラリをインポートしてSongBirdをつかうという態勢をとっていなかったら、ライブラリ自体もどうなっていたかわからなかったでしょう。

なのでこの拡張機能をインストールする人はこういった事態が起こることを了承した上で使わなければなりません。出来れば誰かがこの問題点を解決した拡張機能を再配布してくれることを願いたいのですが……。

インストール方法

まずこの拡張機能をダウンロードしてください。拡張子は.xpiです。それからSongBirdでアドオンマネージャを表示させて、[install]ボタンを押してファイル選択ダイアログでダウンロードしたxpiファイルを選択してください。警告が表示されると思うので、それを了承したら、拡張機能のインストールの経過表示が完了するのを待って、最後にSongBirdを再起動してください。ツールバーの右端にボタンが表示されたら、インストールは完了です。

※Firefoxでダウンロードするにはブラウザ上でリンクから右クリックして表示されたメニューから[別名でリンク先を保存](Firefox)を選択してください。Safariでは通常のクリック操作でダウンロードできると思いますが、ダウンロードしたファイルのファイル名の末尾に「.zip」とついている場合はファイル名を変更してこの部分を削除してください。

開発情報

この拡張機能はSongbirdのプレイバックから曲の終わりを検出するリスナーを作って、そこからイベントを起こしてプレイバックをポーズするという仕組みになっています。

本当は曲の終わりはSTREAM_ENDで検出したかったのですが、動作してくれないのでSTREAM_START(つまり正確に言うと曲の始め)でポーズさせるという方法をとっています。つまり実際に再生が停止するのは次の曲の開始時点です。なのでスペックが追いつかない状況でこの拡張機能を使うと、次の曲が少しばかり再生されてから再生が止まることになります。

また、曲を再生していない状態でこの拡張機能のボタンを押すと、次に再生を開始しようとして再生ボタンを押してもすぐ再生が止まります。そう言った場合はもう一度再生ボタンを押すと問題なく再生されます。

Q.なんでこんな拡張機能を作ったの?

A.私は曲を途中で止めるのが嫌いなんですが、でも次の曲は聴かないという場合はもちろんあります。普通は曲が終わってから操作をして再生を止めますが、面倒ですよね。次の曲が始まればやっぱり止めるのはためらわれるし。だからこんな拡張機能を作りました。

これからの展望

  • とにかく拡張機能マネージャをぶっ壊すのだけはどうにかしたい。
  • 再生パネルにボタンを表示できたらいいなあ。
  • STREAM_ENDが使えるようになったらいいなあ。
  • ボタンをカスタム化したいなあ。
  • ボタンを切り替え式ボタンにしたいなあ。
ラベル:SongBird
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2009年02月06日

Windowsインストーラの愚

最近父親が無線LAN子機を買ってきました。父親が使っているのは年代物のPCなのですが、もちろんWindows機です。で、無線LANを使うためにはドライバをインストールしなければいけなかったのですが、実はこれが結構厄介でした。

私は以前システムが破損したau Music Portを再インストールしようと奮闘したことがありました。結局これには成功したのですが、このとき思ったのは「Windowsのソフトウエアインストーラってなんてわかりにくい作りをしてるんだろ」と言うことです。「Macはもっと簡単だよ」と言うことです。

それは例えばウィンドウの表示方法一つとっても違いがあります。Windowsソフトと言ってもどれも一緒くたってわけではないのでしょうが、今回の無線LANや(私が以前インストールしたバージョンの)au Music Portはあまり出来のいいインストーラではなく、何かボタンを押す度にウィンドウが消え、また別のウィンドウが表示されて次の作業に行く、と言う仕様になっていました。

これだけでも問題なのです。一瞬でもウィンドウが消えるというのはインストーラが止まったのではないかとユーザに思わせますし、目もチカチカするし一貫性がありません。インストーラは作業を完了する度にウィンドウ自体を表示し直すのではなくウィンドウ内部だけ変更して(つまりウィザード形式で)表示すべきなのです。

他にも問題はあります。一つのインストーラで複数のソフトをインストールする場合、メタインストーラから個別のインストーラを呼び出してインストール作業を行うことがありますが、ここでも考慮しなければいけない問題があるのです。もしメタパッケージのインストーラがそのウィンドウ内部で経過を表示しバックグラウンドでそれらを実行するならいいのですが、いちいち画面に新しいインストーラ画面を出してインストールするなどというなら、それはユーザーに混乱をもたらすものであると私は考えます。

インストーラはまずユーザにどういった手順でインストール作業を行うのか提示すべきです。(この点について言えば今回の無線LANインストーラは合格○です。)インストールの手順がわかっていればユーザはよりスムーズにインストールを設定することが出来ます。できれば作業中もウィンドウの端に手順のリストを常に表示しておくのがベストでしょう。あと、ナビゲーションボタンの位置は統一すべきです。ボタンの配置が統一されていればスムーズに作業を進めることが出来ます。

Mac OS Xのアプリケーションでは、大抵のソフトがアップルが供給しているインストーラ作成ソフトでインストーラが作られます。つまり、どのインストーラでもインストール画面も作業の手順も統一されているのです。ユーザーは新しいソフトを導入する際もいつもしているように操作してインストールするのでたいして戸惑いはありません。また、Mac OS Xではアプリケーションによってはバンドル形式になっているソフトも多く、こちらはインストールにはフォルダにアイコンをドロップするだけと言う、より簡単な仕様になっています。

今回の無線LANインストーラでは細分化された個別のソフトそれぞれにインストールパスがいちいち表示されました。パスは重要な情報ではありますが、例えばビギナーの方がそれを見たところでそれに何の意味があるのかと私は考えてしまいます。インストール先を変えないといけない、変えることが十分考えられるソフトならともかく、ドライバのようなシステム的なソフトウェアはデフォルトのパスを変える必要はあまり感じられません。とにかくよっぽど変なディレクトリでない限り管理作業(後々要らなくなったときの削除作業など)がきちんと行えるようになってさえいれば、パスなどどうでもいいのです。無線LANのようなビギナーの方でも導入するソフトならなおさらです。もしどうしてもパス情報を表示したいならば、開示三角形の中にデフォルトでは隠された詳細項目として表示すべきかもしれません。

ちなみに的なことを書いておくと、大抵の無線LAN搭載のMacでは無線LANドライバをいちいちインストールする必要はありません。最初からデフォルトで入っているからです。無線LAN設定に関しても、今回のWindowsの無線LANドライバと比べればだいぶ簡単なものでした。今回のドライバでは、暗号化名を自分で指定して設定しなければいけなくて、(親機の方の設定がわからなかったので)全部の暗号方法で接続してみて認証されるか様子を見るというまどろっこしい手段をとらなければなりませんでした。しかしMacは勝手に検出してくれるか、選ぶとしても項目は少ないので、こちらのほうが優れていると思います。

さて、ここまでWindowsの悪口を言ってきましたが、Macだって問題がないわけじゃありません。なんべんインストーラを動かしてもエラーが起きてインストールできなかったり、アンインストーラがないものもおおく(私はインストーラを使う全てのソフトは適切なアンインストーラを用意すべきだと思う)いざどう削除しようにも出来ないことがあります。

そして、インストールやアップデートをするのにいちいちファイルをWebブラウザでダウンロードして起動してと言う作業自体が私の中で既にめんどくさいことと言う位置づけになっています。WindowsやMacにそれを導入するのには少々無理がありますが、アップデート作業のことを考えても、最終的にはLinuxみたいなパッケージマネージャを使うのが究極なのかな、と思ったりします。これなら一発でパソコン内の全てのソフトをアップデートできるのですから。

■(2009.1.24)

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2009年02月04日

詩『ハイウェイ・リキッド』

いつまでこんなんなのかなあ……
イヤフォンを耳に寝ころぶ
薄暗い電灯のもと、自分の息が聞こえる
耳元がゆっくりと爪弾く

目をゆっくり閉じたり、開いたり
意識がユラユラしてくる
腕時計のアラームが鳴る

あと、ちょっとだ
あとちょっとで始まる……

空の彼方でシリウスが輝いた――

僕の中だけのカラクリ戦争
ずっと先の見えないハイウェイ
臓の底を打つ鼓動
あきらめないでと自分に呼び掛ける
そんな自分さえ不甲斐なくて

君は今頃何してるかなぁ
ほんとは君に会いたいのに……。
伸ばした手は虚空に消える

――どっかで犬が吠える
そうさ、僕にだって意地はあるんだ
やつらの好きにはさせない
それをわからせてやろうじゃないか
ヤドカリみたいなサバイバルだ
心の住み処を取られるな!

君もどっかで戦ってる
大切な人達を守りたいから
明日の笑顔を失いたくない

時計の針が震えた
僕は電灯を消す
顔を突っ込むと、ふとんの中は暖かい。
時間は走り続けて、

もうすぐ、夜が明ける――

■(2009.1.1)

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2009年02月02日

短編小説『無職哀士』

半年間構想を温めていた短編小説がついに仕上がりました。(って言っても別に長い小説なわけじゃないのですが。)昨今経済状況が厳しくなってきていますが、この小説の主人公も派遣切りにあって苦しむ若者の話です。

PDFミニアイコン自作短編小説『無職哀士』(PDFファイル、382KB)

今回はいつもと違って救いようのない暗ーい話になっています。社会の底辺で苦しむ主人公の苦悩を描けていたらいいなと思います。――日本経済にもはやく夜明けが来るといいですね。

コードネームは「ai」。テーマソングは『藍』(スキマスイッチ)

(PDFファイルはiPhone、iPod touchでのブラウジングに適した縦横比になっています。)

印刷用PDFバージョン:ai.pdf(PDFファイル、432KB)

※印刷用PDFバージョンはNeoOfficeで組版したため文字の配置に多少乱れがあります。ご了承ください。
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