2007年08月12日

トキカケリフレクション「青い空にかけて」ver.2(5)

この記事にはネタバレ要素が含まれています。アニメ映画『時をかける少女』をまだ見たことがない人でこれから見ようと思っている人は注意してください。この記事は前記事の続きです。この記事には不確実な情報が含まれています。

〈検証・タイムリープ〉
――タイムリープについて設定の揺れがあるところがあります。予告篇では芳山和子は「時間って戻すことはできないでしょ。でも真琴にはそれができた。」といっています。これに寄れば、「真琴は時間を戻せるんだ」という解釈になります。しかし本編では、「時間って戻すことはできないでしょ。でもタイムリープを使うと過去の時間に跳ぶことができるの」といった感じのことを言っています。これは「真琴は時間を飛び越えられる」ということになります。これは、周りの人の時間が戻るかということに関わってきます。「時間を戻せる」、なら周りの人の時間も戻り、「時を飛び越えられる」なら、真琴だけが過去に戻ることになります。

世の中に出ている数ある物語の中で時間を扱うものは、大抵時間という概念の扱い方についてルーズです。たとえばトキカケの場合能力を持った人は時間を戻すことができたわけですが、そのときタイムリープをした当人の脳内の情報は時間を戻ってもタイムリープする前の状態に保たれます。先ほど言った時間を飛び越えられると言うことなら、体ごと時間を跳ぶわけですからそれも当然でしょう。そのことによって「戻った時間から見た未来」(つまり「戻る前の時間」)に起こる事故を回避することができるわけです(真琴のように遅刻を回避したりとか)。しかし、「周りの人のも含めた、時間を戻すことができる」という能力ならどうでしょう。単にその考え方で時間を戻るとした場合、物理世界の法則に則って、時間を戻る前あった最新の脳内の情報は失われてしまうと考えられます。脳内の情報も過去に戻ってしまうからです。つまり時間を戻ったところで「時間を能力を使って戻した」という情報さえ頭の中からは失われ、場所も跳ぶことはできず、もう一度全く同じ生活を送るというはめになります。対応を変えて状況を変えることはわずかもできないのです。

また、千昭は時間を止めましたが、これは厳密に言えばおかしいことかもしれません。まず第一に真琴にできなかった時間を止めることがなぜ千昭にできるのか。第二に、時間が止まっているならその止まっている時間の中では体を動かすことはできないはずではないかということです。しかし実際は真琴も千昭も美術館まで行ったりと、周りの人たちが止まった中で、いろいろと動き回っています。

芳山和子は果たしてタイムリープの影響を受けているのでしょうか? 劇中では真琴が何回も和子の所を訪れ相談に乗ってもらっています。単に劇中でははしょってあるだけなのかもしれませんが、最初タイムリープの存在について真琴が聞いたあと、その前の時間に真琴がタイムリープで戻った後また来ても、再度和子は同じことを説明していません。しかし後に、「真琴は千昭君のことが好きなんだと思ってたけど」と「真琴は功介君のことが好きなんだと思ってたけど」と似たような言葉を発しているので、タイムリープの影響は受けているのかもしれません。

千昭は野球もなくなってしまうような未来から来たということなので、真琴達がいる時代では習慣が違ってとまどうこともあるのではないでしょうか。たとえば千昭は自転車に乗れますが、未来には自転車はあるのでしょうか。言葉というのは時代と共に変わるものですが、それでも千昭は未来語を話したりしません。ちゃんと現代の高校生の言葉を使います。

トキカケにおける時間の概念については後日詳解するつもりです。

〈クレジット〉
私はクレジットを見るのがが好きです。といってもクレジットカードじゃなくて、その作品を誰が作っているかと言うことです。私は今回、クレジットをテレビ放送とは別のソースから得ました。なので、ここで述べていることはテレビ放送のクレジットとは違う部分もあります。

千昭役の声優は俳優である石田卓也という人です。この人の声になにか聞き覚えがあったような気がしたので、Wikipediaで調べてみましたが、私の知っている人ではないようです。早川友梨役は垣内彩未が声優を担当しています。NHKの朝の連続テレビ小説『ファイト』で黒木里夏役をやっていた人です。

キャラクターデザインを担当しているのは『新世紀エヴァンゲリオン』製作にも関わった貞本義行です。といってもわたしはこの人のことも知りませんし、エヴァンゲリオンは見たことないので何とも言えませんが。わたしはいま「iTunes Store Ranking」というソフト(Macintosh用)を使っているのですが、このソフトではコンピュータ会社アップルが運営している音楽配信サイトiTunes Storeの歌のジャンルごとのランキングを試聴しながら自動で表示できます。このソフトでジャンルを「Anime」にしてランキング表示させると、劇場版の噂のせいなのか、エヴァンゲリオンの歌が上位に入ってきています。(動画配信サイト「BIGLOBEストリーム」でも現在、エヴァンゲリオンが配信されているようです。)(※いずれも執筆時点)

自分は真琴役声優の「仲里依紗」という名前は「仲里」が名字で「依紗」が名前だと思っていました。ほんとは「仲」までが名字です。つまり分けて書くと「仲 里依紗」となります。また、名前まではわかりませんが、劇中の先生役で、立木文彦と言う人が声優を担当しています。この人は銀魂で長谷川さんをやっている、他の多数のアニメでも精力的に活動している人です。

私は最初トキカケは製作スタッフはかなり少人数で作ったものだとばかり思っていました。ホームページなどの情報源であまりスタッフの記述が多くなかったからです。しかも、「制作費に制限があった」という話も聞いていたので、てっきり最少の人数で作ったものだと思っていました。しかし実際にトキカケのクレジットを見てみて、非常に多くの人が製作に関わっていたと言うことがわかりました。

クレジットによると、劇中の芳山和子がつとめる美術館に所蔵されていた、千昭が未来からやってくる動機にもなったあの絵は、ちゃんと「白梅二椿菊図」と言う名前がついているようです。これもその名前と共にクレジットに描いた人の名前が載っています。――この絵を描いたのは外部の人なんでしょうか、それともアニメスタッフが自前で描いたんでしょうか。さすがに膨大なクレジットの中にこの絵を描いた人と同じ名前がないかなんて探す気にはちょっとなれません。

ちなみに、クレジットの中に「杉並区役所 産業振興課アニメ係」というクレジットを見ることができます。行政がアニメ制作の振興を目指していると言うことでしょうか。こんな担当まで用意するなんて、積極的ですね。――

この記事にはまだ続きがあります。続きは数日後に載せるつもりです。

〔後日注:千昭は自転車に乗れるのはなぜだろうかと書きましたが、劇中の回想シーンに千昭が真琴たちに自転車の練習を付けてもらっているシーンがあったようです。真琴たちがなぜ高校生にもなって自転車に乗れない千昭を不思議に思わなかったか謎ですが。(2008.2.21)〕


posted by whitecaps at 15:16| Comment(0) | TrackBack(1) | 見たテレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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