2011年12月09日

小説『学校戦争』エピソード$02『文芸部のクリスマス』Beta

『キューブファイター』の話数と詩を載せてからずっと更新しないままになっていましたが、今回は以前ブログにプリント1を載せた『学校戦争』の続きと言うか、別の話数を投稿したいと思います。今回のエピソードは『文芸部のクリスマス』。その名の通り物語の舞台である高校のクリスマスを迎えた文芸部がテーマです。

今回はBetaリリースです。本当はもっとクリスマスが近づいてから載せたかったのですが、一身上の都合で本来の予定からかなり前倒しして公開したいと思います、来週頃までに正式版が書き上がれば、追加でそちらも投稿するつもりでいますが、おそらくBetaだけ載せて終わるかなあ。。。

小説『学校戦争』エピソード$02『文芸部のクリスマス』Beta
 画面表示用PDF印刷用PDF

(時期を見てモバイル用PDF、HTML、テキストファイル配布等を考えていきたいと思います。)

ちなみにテーマがテーマなので、内容にコンピュータ上での文芸に関する専門的な要素が色濃く現れています。そこも評価が分かれるところかなとは思うのですが、作品と分かつことができないものだと思ったので、そういった要素もそのまま含めて書きました。

楽しんで読んでいただけると幸いです。


ラベル:学校戦争
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2011年09月24日

詩『Message』

呼びかけられていることさえ気づかないくらい
自分の問題ばかり考えている今日この頃だけど
今回はいつも仲間たちからもらっているメッセージへの
返事のようなものを書いてみたいと思う
的はずれなところもあるかもしれないけど
あくまでも推測で書いているのでそこはご容赦を。
ちなみに君からの声と言葉はここまで届いているよ

周りの人からはいろいろなことを教わってるけど
自分のことをこなさなきゃって焦ると
まともに返事することもできないね
正直この先の長いトンネルの出口に辿りつけるのか
それすらもまともに掴めない感じだ

自分の信念を信じたいと思いつつも、
向かい風が吹いたらと思うと怖くなる
たかが知れたリードでほくそ笑みながら
本当は見放されることを恐れている自分がいる
二次著作とかこつけて借りパクばかりやりながら
それでも詩作を生きがいにしている五流ポエマー
歳だけ大人になっても元々子どもっぽい性分だし

脱線したくはないから取り繕ってはいるけれど
実際こんなカッコつけた言葉では的外れなくらい
恥まみれの情けない日々を送ってるんだ
光に恥はつきものだと言い聞かせても、
やっぱり苦しいことには違いない

幸せなことが良いことなのかなんてことさえ
実感がなくてわからなくなってしまうね
いつか憎しみが響いたりやさしさが消えてしまいそうで
憂鬱の色なのかと思ったりさえするけれど
今でも心を許せるのは空の青さだから

思い出を共有できる恋が理想的とか言っておきながら
勝手に熱くなって勝手に冷めてたんだ
「ひどい人ね」と言われても仕方ない
でも冷静になりたい自分の本心にも嘘をつけなくて
不甲斐ない僕じゃ確かに歪むことはあるけれど
それでも君を大事な人だとは思ってる
なのにチケットを取る方法すらわかっていない僕

本当は時々流す涙さえ流せないくらいに
枷に縛り付けられた辛い日々を送ってる
本心ではいろいろ主張もしたいけれど、
足元が危うければ怖がるのは僕も同じ

別に言葉を求めてるわけじゃないけれど
ここまで現状が明らかになった今でもまだ
自分は踊らされているんじゃないかと疑ってしまう
それに正直離れたところにいる友人を思っても、
ほんとに味方なの?って疑う気持ちが拭えない

導かれていることは悪くはないけれど
例え嘘でも自分で選んだ道を歩いていると
そう信じられたらいいのにとは思ったりする
感性すらも自分のものではないとなれば
どうしてもその価値観さえ疑ってしまいそうだ

僕は大して言葉の使い方を吟味もしないくせに
そのわりに何よりも言葉を重要視するたちだから
言葉を失うことを考えると怖くなる
文法なんかまともに認識したこともないしね
でも前に進みたい気持ちはなかなか消せない
本当は色も音も言葉も、何も失いたくはないのに

穏やかな喜びも侵食された者には得られない
ここから逃げ出せるのなら死を超えることも
仕方ないのではと思うこともある
でも幾分かの思い出と出会えた奇跡と、
どうしても捨てたくない未来への構想があるし
簡単には投げ出せないゲームではあるね
もし本当に終わりのない苦しみだとしても
逃げられないのならあきらめるわけにもいかない

占いが当たるとは必ずしも思ってないけれど
もしこの道を進んだまま「生まれ変われる」のなら
どんなに苦痛を超えるのだとしても
それが一番うれしいのかもしれない
たとえ幻想だとしても、いつか晴れ渡る空を
自分の翼で飛べることを望んでいる

 
■(2011.9.8)
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2011年03月30日

ノベライズ作品『キューブファイター』 Session #??『レジストネシス最終処分場』 Beta

以前『学校戦争』の第1話をこちらのブログに載せましたが、並行して企画を温めていた別のノベライズ企画が1話分だけBetaとして出来上がったので、載せておきたいと思います。本当は『学校戦争』の続きを書くべきなのかも知れないのですが、『学校戦争』ではなくこちらを最近は進めていました。まあ、ノベライズって言うか小説なんですが、アニメの企画を文章化したってことで、そう言う呼び方にしています。

今回はBetaと言うことで、まだ完全に推敲しきっていない状態で載せたいと思います。なにぶん細かいところまで精密に書こうと思うと結構面倒なことになりそうなんで……。なので一部シナリオや設定、記述に不完全な部分があるかも知れません。また、このノベライズは企画自体はシリーズものになっているのですが、執筆の都合で途中の話数であるこの話数から公開します。

PDFミニアイコンノベライズ作品『キューブファイター』 Session #??『レジストネシス最終処分場』 Beta - 画面表示用PDF(458KB)
PDFミニアイコンノベライズ作品『キューブファイター』 Session #??『レジストネシス最終処分場』 Beta - 印刷用PDF(642KB)
内容:
  • イントロダクション
  • 用語説明
  • Session #?? 『レジストネシス最終処分場』
※この話数が何話目になるのかわからないので、「Session」の後の話数番号は「#??」とクエスチョンマークで表記しています。文字化けではありません。

シリーズの概要は以下。
『キューブファイター』はサイバーパンクSFノベライズ作品企画。架空の近未来世界を舞台に、情報技術の根幹をなす「キューブ」と、それを使う人たちの再生の物語を描く。
この作品は学校戦争同様数年前から企画を温めていたものなのですが、やはりこちらもパソコンで文字を読むと私はてきめん目が疲れるので、続きというか他の話数を書けるかどうかはわかりません。と言うかこの話数はどちらかというと本編から外れたサブストーリーなのですが……。とにかく、是非ご一読を。
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2011年03月28日

詩『Air』

Oh in my morning dream−−

遠くから洗濯機の唸る音が聞こえる
春の日の昼下がり
白い空気がそこかしこに流れてる
いつか夢見た未来の一日

こざっぱりした部屋の中に
暖かな陽の光が窓の奥から射し込んでいる

どこかをタンポポの綿毛がひとつ飛んでいく

Hmm… Hoo

机の上のスマートフォンがイベントを知らせる
今日はお出かけ。

静かな風の吹く雑踏の中を歩いていく
イヤフォンから流れる軽やかなリズム

溶けていくサイダーの中の氷
解けていく日頃の疑問

君のTシャツから流れる香り
君はイスに座りながら
テーブルに肘付いて
夢見るような目つきでぼんやりとしている

Yeah Huhh…

君が思いついたように僕に話しかける
その度僕はその笑顔の愛しさに
胸がはち切れそうになる
ずっとこんな時間が続けば良いなんて思う

大げさな物は何もないけれど
大切なものは何もかもここにある気がする
時々泣き濡れる日はあるけれど
うれし涙も流せたらいいな

僕らはどこまでつながれるかな
君の心の奥底にある秘密を解き明かしたい……

そう、もし僕の居るこんな未来に辿り着けなくても
君が信じる道を辿って追いかけて――

■(2011.3.8)
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2011年02月18日

詩『Folk』

「こんにちは」と友人と笑って話す
僕は君と話すためにまたやってきた
なぜならリージョンが柔らかく撫でているから
左翼の種子を私が眠い間に置いていったから
そして確かあれは私が20才頃の風景だった
今も心の中に残っている
静寂の音と共に

この通りに沿って僕は歩いていく
彩られた通りの中の彩られた敷石
“英雄を癒す”全てのこの道の土地で
私は色を変えて、そして風邪を引き、投げ出した
そして私はとどまっていた
でも、フラッシュするネオンライトが夜を引き裂く
そして私は静寂の音に触れた

そこには私が視たような裸電球があり
一万人か、いや、それ以上の人々がいて
人々はしゃべることなく話し、
人々は耳をそばだてることなく聞き
決して虜にされることのない声たちの歌を書いていた
“そして誰もしたことはない
静寂の音を無効化することを”

君は誰だ?君は知っているのか?
癌細胞が増殖するような静寂を
ここに君に届く救いの言葉がある
私が差し出す腕をとってくれ
でも僕の言葉は静かな雨だれが落ちるようだ−−
そして静寂のベクトルと言葉たち……

そして人々はその脳細胞を買い
彼らが名付けた神に跪いた
そしてアンパサンドは警告であり
私の言葉はフォームに入力され
あなたのサインが指し示すことは
「地下鉄の壁」にプロンプトされた言葉たち
十ほどの極地にも

そして囁く、静寂の音を

■(2011.2.16)

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2011年02月06日

詩『Light』

寝息のようにランプが明滅してる
目配せしては、あなたの横文字に心躍らせてた
love love love in the world
この星の上でまたあいつらは奪うための争いをして
だから、たとえ普通じゃなくても
あなたとも光の束でつながってるのって
だから、時間を止めて 止めて 止めて
止めて トメテ tomete
線引きなんてしないの この壁のない世界で
青く丸めた背中を抱いて 抱いて 抱いて
私が眠りにつく頃、
宙《そら》からみる都市《まち》はちらちらと輝いてる
あなたのかすれた声が必要なのよ
だって生まれたんだもの、この星の一員として
人見知りなんてしないの、同じ命だから
ねぇ神様、わたしたちはずっとこのままなの?
一人きりの部屋 指先の冷たさ
あの暗闇の上に、一つ光が浮かんでいる
この星はいつか誰かと出会うことを夢見てる

■(2011.1.26)

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2011年01月07日

詩『Oxygen』

肺胞に染み渡る酸素
風に乗って届いた透明な空気の匂い
あの空を変わらずに照らす太陽の光
ここに残された時の忘れ形見
曇天の草原を吹き渡る風
遠くから忍び寄る夕闇の空
いつまでも子供のままではいられない

古い記憶の中に刻み込まれた
焼きリンゴのとろけるような甘み

花の彩に心休める
葦に宿る朝露は
誰かの零した涙の欠片
北の空に架かるオーロラは
遠い瞳に映る幻惑の色
白い息が凍てつく寒さ
霧中の湖に浮かぶ花束
古都の石畳に散らす紅葉
窓の外に音もなく降り積もる雪

これら瞳を焼く官能的刺激
これら快楽のPainter

あのむこうの高みに登っていく箱舟
人っ子一人いないビルの静寂
仮想現実の中の美しき大地
暗闇の中で手をかざす魔術師
乾いた心を潤していく光の粒

これら鼓膜を打つ官能的刺激
これら快楽のSynthesizer

ほんとは誰だってそうなんだろう
事件は会議室で起きてるんじゃない、
画面の中で起こっているんだ!−−

いつか心の中に思い描いた
漆黒に浮かび上がる青嵐

ただひたすら瞳の奥に潤いを求めてた
その後釜はどれが埋めるのか

論理が生み出す形無き神秘
ガラス玉の中で屈折した想い
新世代に残された反抗の凱歌
卑しさなど生活にはつきものだと
わざとらしいrebootは躓くばかりで
ほんとは誰もが何かに依存していて
暴露癖は未だぬぐいきれぬ性《さが》
自由という名の幻想が生み出す力
愛という名の電気信号
それは未だ絶えることのない鼓動

To near you, to be free.

現実歪曲空間をくぐって
いつしか嘘は真実になる−−?

■(2010.12.14)
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2010年10月17日

詩『アフターラバー』

時折風の便りに君の話を聞くよ
まだ気になっては気にしないふりをしてる

相変わらずのボンクラな僕は
想いの欠片を捨てる覚悟も出来ずにフラフラしている

かわいくてスタイルも良くて実はすごい彼女だ
新しい恋人が出来るのだって時間の問題だろう

少女趣味なところは鼻につくけど
そう言うところだってはじめから嫌いだった訳じゃない

しかし僕が感じてた思慕なんて甘ったるいものだった
何より僕が子供すぎた

僕の女性の好みなんて自分勝手だ
でも芯の強い人なんてたくさんいると思ってたもんだ

街の人たちに移り気な僕かも知れないけど
君のことを思い出せば前を見る

君を好きだったからには
もう別の誰かに入れ込むこともあるまい

写真を見て不意に昔の感覚を思い出したりもするけれど
でも今は愛しさが湧き起こらないぞ?どうしてだ

もし彼女とよりが戻ったらなんて
浅はかな考えがまだなくならない

そういえばつきあってた頃もあたり構わず
余計なコトばかり言ってたなあ

最近ではリアルな恋は捨ててしまって
少年漫画の中ばかりで夢見ている

恋愛願望もあるけど、独身願望もある僕のことさ
きっとこのまま一人で生きていくのさ

そう、君に気兼ねなんてさせたくない
好きに暮らしていてくれればそれでいいのに

時々不意に思い浮かぶ
小悪魔をおさえつけるのも大変だ

割り切れないところを感づかれたなら
彼女はもっと不機嫌になるに違いない

本気で打ち込めない恋ならば
いっそ忘れてしまった方が賢明だ

ホントはそばにいて一緒に笑い合えれば
それでいいと思っているのかも知れないけど、、、

na na na no~
Da ta so~ Wow~

■(2010.10.1)
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2010年09月28日

小説『学校戦争』プロローグ/エピソード1『母の味』

Seesaaの方は久方ぶりの更新ですね。現在は主にTumblrのほうでブログを書いています。whitecapsです。今回はPDFを載せるためにSeesaaの方に記事掲載します。

新しい長編小説を書こうかな、書けるかな、と検討中なのですが、今回の記事でその長編小説のうちプロローグとエピソード1を掲載したいと思います。本当はこれはアニメ作品の企画にならないかなと思って考えたものなのですが、当然アニメーションを制作することなんか私には不可能なので、小説ということにしたいと思います。小説のタイトルは『学校戦争』。

PDFミニアイコン小説『学校戦争』プリント1 - 画面表示用PDF(212KB)
PDFミニアイコン小説『学校戦争』プリント1 - 印刷用PDF(234KB)
内容:
  • プロローグ
  • エピソード1:母の味
(時期を見てモバイル用PDF、テキストファイル配布等を考えていきたいと思います。)

概要は以下。
『学校戦争』はエンターテイメント言論文化小説作品企画。2020年、日本のある地方の高校を舞台に、すさんだ世相の中に自らの道を強く信じ、「今」を歩いて行くその高校の生徒たちの姿を描く。

この作品の企画は去年のうちから暖めていたもので、ようやく構想がかたまってきたので一部掲載することとしました。もちろん図書館戦争等様々な作品から影響を受けてます。一応エンディングに「TO BE CONTINUED...」とは書いていますが、パソコンで文字を読むと私はてきめん目が疲れるので、続きを書けるかどうかはわかりません。と言うかエピソード1の時点では本編すら始まっていないのですが……。とにかくよろしくお願いします。

【追記(10.13):知人から内容についていくつか指摘があったので、その部分及び他の一部を修正して再投稿しました。】
ラベル:小説 学校戦争
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2010年03月31日

詩『RE-mix』

人生ゲームの掟破り船長
人類革新連盟の穴熊
出るアナーキストは叩かれる
オシャレ軍曹かなり不要
Hi-FiテンションでGo!
再利用バッテリーパワー
蛍族にはならんスモーカー
サークル入ってもノンアルコール
ノリノリな気分ジャマイカ?
生まれの格差資本主義に異議あり
ジレンマにはまる民主主義
YES MANよりNO MANでいたい
憎めない未来のドラえもん依存
アンを取っても異存はない?
イベント前夜祭で打ち上げ
イデオロギーがはじき出す相反
人類進化論なんか関係なく
気づかぬうちにubuntu
度外視できない君
自由って難しいです。
oh yah
どうだい僕らのプレイリスト
言葉のマシンガン
青春のニュースはタリバーン
ほんとの冷戦は今でも続いてる
掲げたいのはトリコロール
NONE STOP WORLDWIDE NEWS
大統領と言えばブッシュand小汀
北朝鮮へのカウントダウン
Oh, What a hell on earth!
光と闇のインターネット
我らロストジェネレーションの再来
ロックが最強最高
弱虫チキンの機動力
躱わしたい天動説の再来
無宗教が僕らの信仰
心の中では皆泣きっ面
JUST FIND BE COMMUNICATION
一番大事なところで嘘なの?
淡くて甘い僕らの青春U-18切符
ううん?そんなことナイナイ!

■(2010.3.9〜3.29)
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2009年12月21日

ありふれた風景

窓の中の夕暮れの景色
金属アンテナを延ばしたラジオ
ゴシップで溢れるパソコンの画面
積み重ねられたCDケース
横に置かれたカバー付きの一冊の本
今を指し示すアナログ時計
充電器に座ったままの携帯電話
イスに座ったまま窓の奥を見やる僕

■(Date Unknown)
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2009年12月04日

Looking for My Truth

何もない暗闇から始まる
僕のTimeless code

無垢と無知の狭間で
全てを知る若い瞳

黄金色の夜明けと共に
満たされていく心

終焉と共に奪われる光

真黒な汚れの中で
求めるありふれた現実

埋め尽くされる混沌と共に
群青色に消えていく

閉じこめられた
色褪せた世界
止めどない孤独

いつか求める魂
啼き声と共に夜空に昇っていく

再び来る静閑な夜明け
引き換えの血潮と共に
記憶を真白に染める

そして辿り着くTruth
矛盾するベクトルと共に
突きつけられた真実の愛

それが変わらぬ何処であっても
いつかそれが此処にあるように

■(2009.10.5~12.4)
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2009年11月14日

Phonon

Phonon 心に落ちる音
静寂に連なって
輪を作り 騒わめいて
青いグラデーションの中
水面を波立たせる
その尊さを示すように
座標の中に散らばって
ただ揺れつづける

■(2009.9.23)
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2009年10月02日

詩『多謝』

飾らない言葉で自分と向き合って
今日はこの一篇の詩を書いてみたい
くだらないことにクヨクヨするときも
絶望に明け暮れる夜も
いつだって変わらない心の声があるから
時々懐かしくなってはかぁっと胸が熱くなる
時には涙流したり
でもそんなときにもその気持ちを忘れずに
心にこの言葉を刻んでいく 「熱くなりたい」
景色の中に鮮明さを失って
時々君と同じ地面に立っているのか
わからなくなったりするけど
あの日の気の置けない友達を思い出して
ちょっと寂しくなったりするけど
気づけばほら、僕の好きな場所にも
きっといつもの皆《みんな》がいるのだから
ほんとに嫌なことを身近に感じたり
頼りない自分に焦ってばかりだけど
いらだつことだってあるけど
目を逸らさずにいたい自画像が心にあるから
いつもみんなの声で
それこそ元気ってものをもらってる
だから きっとほんとは語りきれない
君も、みんなも いつもありがとう

■(2009.10.1)
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2009年09月18日

詩『SKYSCAPE』

LOST SCAPE それはありふれたもの
時の中に取り落とした
君のシルエットを取り戻したいと願っても
ただガラスのような窓を見上げるだけで
心の中は灰色に滲んで

LOST SCOPE 目の前にあるもの
街を歩いて風に吹かれても
うしろめたいだけなら
凍えそうな季節が来れば
誰の視線に陰る風の音

わがまますぎたあの頃の僕たちが
ただ互いの心をくすぐるように
まじめに冗談を言い合った日々よ
かけがえのない、あの
笑いあった日々はどこに

I wanna just safe surround with you.
I will keep my and your own secret
that realized at length now.
if you want, if for you. till the time.
二つで一つに繋がるように
救いの言葉は誰かの手に

POWER CHORD それは止めどない力
忘れやしない
水色の景色の中
眩しくて翳した夏の太陽に
凍て付いた心を溶かすような
掌を透かして届く
あの揺らめきを

そして 手を重ねたときのあの確かな感覚を
今でもいつでも覚えていたくて

if I no the strength boy, but wanna just shelter you,
beside you, and find way of breakthrough
今はまだあの勇気を探してる
崩れた心の中彷徨っても
何かの記憶が途切れそうになっても
たとえ欠片のような強さでも
後ろ見ずに駆け抜けていたいよ

it's too late? but words...

LOVE CHORD それは愛の暗号《シグナル》
『奪いし者』には掴めない
そう、それは言葉に出来ない
鈍い思いに心駆られても
音を琴線にのせるように
ただ その熱き魂にゆだねていく

■(2009.9.16)
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2009年07月12日

詩『朝そめて』

朝焼ける空

桜の散る川辺で

空はすこしずつ白み行き

川下りの舟で僕等は川をゆっくりと溯《のぼ》る

あの夜雨の中二人で開けた

錆びたドアの軋みを忘れるかのように

長い薄闇の空の下を流れて

夜はその尾を引いていく

朝茜の光を受けて 君の頬が赤らむ

僕は舟の櫂をゆっくりと動かし

毛布をくるみ舟の先でそれを見る君は

出そうになったくしゃみを途中でとめて

明るむ空を見上げる

行く手の空を分ける川橋を望みながら

道路の幹線表示が 静かな空に姿を表す

川沿いのビルの部屋に明かりがつき

泣きつかれて睡っていた小鳥がさえずりはじめる

誘われるように微かな風の感触が頬に触れる

日はその紅い燐片を山縁からのぞかせはじめ

日の光を受けて僕の肌を流れる血がわずかにぬくむ

僕の漕ぎ手をただ包んで

緩やかな水面と川の流れは

僕らとこの街の行く先をしずかにささやく

■(2009.7.2)

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2009年07月02日

詩『Magical Lady』

私はCDショップの新人店員
受け持ちの鬼先輩とコンビを組んで
今はカウンター担当をやっている
交代で店内を見回しては整理整頓
いつでもきれいにしてなくちゃね
ああ、先輩みたいにテキパキ仕事できるようになりたいな

♯♯♯

後ろのラックの中のケースを並べていると
天井のスピーカーからの重低音に誘われて
カウンターの奥のお客様達へ視線が向かう

ヘッドフォンを耳に商品を眺めるあの人も
棚のCDをめくる小学生たちも
ギターを背中にかけた入り口のあの子も
白髪まじりの老紳士の方も
みな、音楽を愛する人たち

カウンターにやってくるお客様には
営業スマイルでおもてなし
商品を買って
カウンターからさっていくお客様には
必ずウィンク

鬼先輩「ちょっと、……あんた、なにやってんの」

ヴィジュアル系のスターの彼も
中央の棚に輝かしく
秘かに好きなアメリカン・ブルースも
向こうの棚に存在感をもって

このお店の棚には、宝物がいっぱい積み込まれてる
ああ、泥棒が来たらどうしよう!?
絶対にとっちめてやるわ!
……だけど勘違いしちゃいけないよ
店員だって所有《もって》るわけじゃないんだから
ほんとは仕事をほっぽいてでも
ひねもす聴き込みたいくらいなのにぃ

鬼先輩「……だから、仕事しろ(怒)」

お店にくるお客様には
やっぱりジャケ買いをおすすめ
心赴くままにケースをめくると
意外で素敵な出会いがあるかもしれない

レジ打ちが完了したCDは
われらがロゴが入った袋に入れて
「ありがとうございました!」

あ、ところでお客様
このDVDがお買い得となっておりますが
ぜひ今度手に取っていただい──
あいたっ、こんどは店長に怒られた
今日は休みのはずじゃなかった?
どこから拳がとんできた?


私の友達は本屋の店員
ともに夢を売るしごと
今でも時々お茶をかこんで話すけど
私たちの夢がお客様を幸せにできたら

そう、カウンター横の看板のスローガンは
はるか彼方へ輝いて

え、……先輩なんで笑ってるんですか?
きょうは仕事終わったら飲みにいくわよ
いえ、きょうは友達と約束があるので……
先輩が誘ったらつきあうのが礼儀ってものよ!
いたた、分かりましたよ、今から電話して断わ……
え? ほんと、バカにはかなわないわね
ってどういう意味ですか?

今日の終業時間まであと3時間
どれだけのCDがそれまでに売れるか
いろいろなことがあるこの御時世に
時代の波は分からないけど
私が働くのは
トラディショナルでモダンな
音楽の港
夢の港

■(09.6.10)

≫ note
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2009年06月07日

詩『青憶』

僕と君の上のどんよりとした曇り空
日の光を忘れた 絶え間ない搏動
重なり合う雲と雲とが
街に黒く降りかかる

襲いかかってくるサウダージ
真っ白な未来
昨日のこと、明日のこと
どちらを覚え[てい]ればいい

君と僕の上に 一条のきらめき
その光が重なり合うとき 何が軋み出すの
折れて欠け 砕け散った後に
倒れ去るものを 受け止めるだけの支えはあるの

地平線へのベクトルが
未来と過去をつなぐ
どちらがどちらか
そんなことさえ忘れている

削りだしていく心と心
絞り出していく声と声
駆けだしていく闇と闇
振り返ったとき誰がそこにいるの?

ただ揺らめくような浮遊感が
あの断片《かけら》のような日々をささやく
ああ、ただ帰れない 帰ってこないで
君と会いたい場所は もっと遠くに

止めきれない君の思いだけが
この灰色な地平の縁を揺り動かす

吹き荒れる嵐の中に
吸いこまれていく雫の欠片
盲目のこの空を蹴散らし
群藍色に変えていく

瞬くような啼き声が、あの空から舞い降りる
響くような、切り裂くような
この街に広がる新しい空気へ
地までまっすぐに突き刺さる

僕の横を風が吹き抜ける
舞い上がる琥珀染めの木の葉たち
紺青の旗がコンクリートの間《あいま》にはためき
その上の眩しいばかりの虹の輪へと
すべてこの瞳で追いきれるから

花咲く草原と春待つつぼみ
表と裏と裏合わせ
二つをつなぐ青いそらの下
この季節の向こうにある
ただ降り注ぐ氷霧のように……

■(09.6.1)

≫ note
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2009年06月03日

詩『Blind Layer』

Ah Blind Layer

日常と繰り返しによって生まれるLegend
全ての音はそのなかに含む
雷雨を待つ果報者
古びた地図にもう一度ペン入れしていく

ファッキンなBlockerはrun away
事実は黒いヘドロまみれの中
Just The Copy? But Not The Copy?
擦れた心に問いかけながら
今はただ目の辿る先を見たい

この世は事前承諾と当たり前でできてる
ビジネス文書には余白が必要
灯りはどの空にも点るわけじゃないのに
美しく照らすのはいつでも闇の中

すべてを知ったところで何の意味もないよ
ほんとに大切なことを忘れてる
物知り顔で言う誰かは嫌い
心は最初から何が必要か知ってるのに
クラウチング・スタートに理由なんていらない

ワサビのない寿司は子供向け
炭酸の抜けたコーラは砂糖水
嘘の「おもいやり」は甘味料
ほんとの愛を知らないのに
ただ生かされてるだけなんてゴめんだ

どの柱からも投げかけられるShadow
誰の中にもそれのみの風景がある
心はどこかにニジみだすのに
生きてる世界が違うなんて言い訳アリ?

カレンダーに記された赤丸に
なかなか手が付けられない夏の夜
墨汁片手に書き捨てるのは
ソクラテスの汝自身を知れ

ah 滲みるよ

■(09.5.19~9.17)

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2009年05月18日

詩『イチゴミルク』

もう何年も前のこと

草青い丘の売店で、イチゴミルクのアイスキャンディーを買ったあの時の僕たちは

明るいベンチに腰を下ろして
それをなめていた

風鈴の音のする簾の先で
日の光を受ける君の麦わら帽子
時々しばたたく君の瞳
山過ぎる風は初夏の香り
足の下を冷たく通って行く

足を揺らしながら
君がイチゴミルクをなめる
そして君ははっとしたような顔をする

何か言葉を言ってみようとするけど
どんな言葉でも嘘みたいで

あれから僕らはどうしただろう
今僕らはどうしただろう

ああ
イチゴミルクをなめる
君と僕の舌にはそれぞれ別々の味

No No Sadness
Bye Bye Loneliness
According as my Memory
Towards each Future

足を揺らして
イチゴミルクをなめる
君のほおが不意にほころぶ

ああ

イチゴミルクをなめる
君と僕の舌にはそれぞれ別々の味

■(2009.5.18)

posted by whitecaps at 14:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 文芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする